鮒
今晩は~、
お日様が出ると、やっぱり夏日になりますね。
お昼前には、暑さに降参!・・・・・今年初の半そで姿。
夕方に母屋に行くと鍵が掛かっており、買い物かな?
・・・・と思っていたら、日が落ちて薄暗くなった頃に隠居屋の
サッシを叩くニコニコ顔の孫と嫁さん。
?・・・?・・・何かと思えば・・・・
一家総出て、飛び跳ねている鮒を生け捕りに行っていたと嫁さん。
大きな鮒を取った、と得意顔で手振り身振りで状況を説明する孫。
嫁さんと下の孫は釣りには無関心の筈、自粛で家の中にばかり、
気分転換に一家総出と成ったようです。
クラーボックスの大きな鮒を見て、昔を思い出しました。
夫が毎日の様に、大きな鮒を20~30匹も捕って来たものでした。
とても家だけでは食べきれず、親戚や友人達に配り届けて居りましたが、
それでも毎日では処分し切れず、考えた末に鮒の干物を一杯作りました。
昔はよく作ったようで、鮒を背開きにして無塩で干します。
焼いて食べるのですが、背開きですからお腹部分が凹み、火が通るに
従い身から滲み出た脂が、凹み部分に溜まってゆきます。
川魚ですから小骨は多いのですが、美味しく頂きました。
あの頃は私も若く、体は元気でしたが一番苦労が多かった嫁時代でもありました。
舅姑は勿論、小姑も居りましたから色々とね。
そして今、姑の立場に・・・・・・。
あの苦労の連続の日々、辛かった出来事も今は懐かしく思えます。