赤い長靴
今晩は~
梅雨らしいお天気でしたね。
毎年この季節になると思い出すのが「赤い長靴」です。
未だ小学校5年生ぐらいだったと思います。
家は母子家庭で、貧乏だった話は前に書いた通りです。
ある日一番上の姉が、大事そうに包み紙を抱えて勤め先から帰宅しました。
私は、姉が自分の服でも買って来たものと、思っておりました。
姉は私を呼び、包みを手渡しニコニコと包みを開けるように言いました。
「え・え・・・?」・・チョット意味が分からず包みを開けると、
ぴっかぴっかn赤い長靴が出てきました。
私は女ばかり3人姉妹の末っ子、長女の姉はこの春に就職したばかり、
頂いたお給料で私に赤い長靴を買って来てくれたのでした。
貧しい生活の中「赤い長靴は」70歳を過ぎた今でも、少しも色あせること無く、
真新しいままの心の宝物です。
此れまでに色々な物を購入したり・頂いたりと在りましたが、赤い長靴に勝る
物は無く姉の笑顔と、あの瞬間の嬉しさは心から消えることはないでしょう。